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今回も少し遅刻してしまったけれど、例のシンポジウムに参加。
テーマは生物多様性から考える水族館問題。
「生物多様性」この言葉をいまだに理解できてないじぶんにはぴったりの内容?!
水族館問題に直接どう関係するかどうかはさておいて。

川那部 浩哉さん
(今年3月まで琵琶湖博物館の館長を14年間されていた。専門は生態学)
☞水族館での見世物的要素は、ある程度は必要。
☞水族展示のウソ。冬場のアユ展示。その範囲では数匹しかないはずの魚を
 大量に展示。濁った水を好む魚をきれいな水の中で展示。
☞水族館でどこまで再現できるか、どこからは再現できないかを明確にすべき。
 展示されている内容がありのままの自然であると誤解されないように。
☞水族館の展示内容も大事だけど、それを通じてどのように市民と関わって
 いくか、どのようにしたら地域(京都)のためになるか、が大事。
☞島根県浜田市の水族館。下関の水族館がリニューアルしたため1年間お客さんが
 まったく入らない時期があった。そこで、下関にはないものを!とめちゃくちゃ
 がんばった。京都で造るなら、海遊館にはないもの、京都でしかできないもの、
 をコンセプトとすべき。
☞生き物の絶滅のスピードがものすごく速くなっている。少なからず絶滅はあって
 しかたのないものだけれど、この速さで進むのは問題。

幸島 司郎さん
(京大野生動物研究センター教授。専門は、動物行動学、生態学、雪氷生物学)
☞江ノ島の水族館の近くで10数年暮らした。でも、水族館のイルカは狭くて
 水質の良くないプールで泳いでいたので研究には向かなかった。しかもショーの
 ときしか観られなかった。梅小路の水族館も似たような狭さらしいので、心配。
☞水族館がなければ出来ない研究もある。たとえば「イルカは夜ねるか?」の研究。
 イルカの目を両側から見られる環境でないとわからない。
☞COP10の年に、リーダーシップをとっている京大のおひざもとで、造られる水族館。
 中途半端なものでは恥ずかしい。
☞いまオリックスや京都市の担当者に「市民へのきちんとした説明を」と求めている。
 せっかく新しく造るのだから、今までと同じものではなく、堂々と胸を張れるもの
 にしなければ意味がないし、その意思を外に見えるようにしないといけない。

シンポジウムの模様
(写真は、梅小路公園の未来を考える会事務局より)

幸島さんのお話のなかに、日高敏隆さんが出てきてびっくり。
著書を読んだばかりだったから。幸島さんは日高さんのもとで研究されていて
「山が好きなら、山で不思議なことを見つけて来なさい」と言われて雪虫に出会い、
研究することになったという。

それから、川那部さんがおっしゃっていた「古くから続くいきもの同士の関係が、
今の生態系につながっていることを忘れてはいけない」というのが、日高さんが
著書『人間はどこまで動物か』のなかで「・・・その生物はその生物だけで生きて
いるわけではない。他のもろもろの生きものたちがいる中で生きているのである…」
(「犬上川、再び」)と書いておられることと、おそらく同じ意味で、
前回のシンポジウムで中村桂子さんがおっしゃっていたこととも結びつく。
非常にざっくりとではあるけれど、それが生物多様性ということなのだろう。

↑これ!よく考えたら人間もいっしょだ。
どこで生まれたか、よりもどんな環境で育ったかでその人の個性や性質の大部分が
決まったりする。まわりの影響って甚大で、いいも悪いも、とにもかくにも、
じぶんを形成するものって、じぶん以外の何かから吸収したものだから。

全体の印象としては、どちらの方も謙虚なかんじで、言うことは言うけれど、
あくまで私の意見として・・・という雰囲気。外向きに強くベクトルを出される
かんじではないけれど、幸島さんはオリックスともやりとりしているそうなので
偉そうにも、今後のご活躍に期待してみたり。。

とはいえ、人まかせにしておくのも落ち着かない。
「考える」こともだいじだけど、これから一歩踏み出して
具体的な何かをめざして「行動する」こと・・・も必要。
考える会、という名前もあるし、話し合うことが主旨だから、
行動するのはまた別の話(©王様のレストラン)なのかもしれないけど。

そういえば最後に、川那部さん、最後に市民の意見として(?)
京都には歴史博物館がないからそっちが先でしょと言っておられた。
街全体が歴史だから必要とされなかった!?という気がしなくもないけど、
そういえるほどがっちり守られてもいないような・・・。
それこそ、箱モノを超越したような街とのつながりのある歴史博物館なら
いいと思う。歴史詳しくないから、言えること?(笑)

以下で、シンポジウムの様子を視聴可(@kyotomediaさん提供)。

【USTREAM】 http://bit.ly/9dfv3O
第一部 京都大学名誉教授〔理学博士〕川那部 浩哉
第二部 京都大学野生動物研究センター教授 幸島 司郎

【USTREAM】 http://bit.ly/bL9gpC
第三部「京都水族館建設の意味を問う」川那部 浩哉・幸島 司郎

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  • 15:15
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